マンハッタン区南端バッテリーパーク周辺では、自由の女神観光ツアーとうたったフェリーチケットの違法販売がかねてから問題になっている。著名俳優のアレック・ボールドウィンさんが非公認と知らずに同チケットを購入し、「詐欺に遭った」と自身のインスタグラムに投稿したことで、ニューヨーク市が取り締まりに本腰を入れ出した。各メディアが8日、報じた。
ボールドウィンさんは6日、妻と子ども2人を連れ、自由の女神行きフェリーに乗るために同パーク周辺でチケットを購入。しかし4人はニュージャージー州に向かうシャトルバスに案内されたという。
ボールドウィンさんは、「抜け目のないニューヨーカー2人が子どもたちを連れ、自由の女神フェリーツアーを購入したのに、ニュージャージー行きのシャトルバスに案内された。チケットにはどこにも『ニュージャージー』とは書いていなかった!これは詐欺だ」と、120万人のフォロアーに向けて警告した。
投稿から2日後、市は違法なバスツアーを行ったとしてフリーダムクルーズとスフィンクスクルーズに業務停止通告書を送達。自由の女神が立つリバティ島と隣のエリス島への上陸が認められているのは、スタチュークルーズ運行のフェリーのみ。