大ヒット中の映画「ジョーカー」の印象的なシーンの撮影が行われたブルンクス区ハイブリッジにある階段が、人気の撮影スポットになっている。赤色のスーツを着て顔を白塗りにしたファンが押し寄せ、順番待ちになっているほどだ。ニューヨークポストが21日、報じた。
この階段があるのはヤンキースタジアムのすぐ北。シェイクスピア街とアンダーソン街を結び、西167丁目の延長上にある。映画では、ホアキン・フェニックスが演じるジョーカーが不気味な踊りを披露しながらこの階段を降りてくるシーンがある。ネット上で「ジョーカーステアーズ(階段)」と呼ばれており、インスタグラムには「#Jokerstairs」のハッシュタグ付きで、話題のシーンをまねた写真が600件以上投稿されているという。
一部報道によるとジョーカーは世界興行収入でR指定作品として歴代最高の9億ドル(約978億円)に達する可能性がある。一方で、階段の周辺住民からは通行ができないと不満の声も。同紙は「ここに住んでいない人は(またはブロンクスに一度も来たことがない人、ヤンキースタジアムは含まない)お願いだから来ないでください。ブロンクス住人より」とのツイッター投稿を紹介した。