日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は18日から20日まで、マンハッタン区ロックフェラーセンターにある地中海レストラン「リマーニ」に期間限定のポップアップレストランを開店した。
「Escape the Ordinary –The fresh harmony of Seafood and Sake(マンネリからの脱却〜魚介と日本酒の調和)」 をテーマに、「魚介料理には白ワイン」という既成概念から脱却し、新たな組み合わせとして日本酒の魅力を世界の人たちにもっと知ってもらいたいと企画されたもの。
3日間のポップアップレストランでは、生ガキやクラブケーキ、ロブスタースパゲティなど定番のギリシャ料理と一緒に、日本酒と白ワインを飲み比べをするコースを用意。飲み比べに用意された日本酒は、福井県・黒龍酒造の大吟醸「黒龍 特吟」や長野県・宮坂酒造の純米吟醸「ひやおろし」など全7種類。栃木県の惣譽(そうほまれ)酒造は純米酒「惣譽」を提供。同社の代表取締役社長の河野遵さんは「良質な酒米として定評のある山田錦を使用しているため、辛口だが飲みやすい。上品な風味が自慢」と話す。
アミノ酸を多く含む日本酒は、アルコール類の中でも「うま味成分」を最も多く含んでいることが実験で証明され、鉄分を含むワインのより、魚の生臭さを消し魚介類の味を引き立てる効果があるという。
JFOODOの海外プロモーション事業課の塚田健人さんは同紙に、「リマーニのシェフも、新たなペアリングの誕生を喜んでいる。この企画で100人に1人でも、『シーフードには日本酒!』と思ってもらえたら」と期待を込めた。