ウィワーク、前CEO訴えられる 元側近、「雇用差別受けた」

 共同オフィス運営大手ウィワークの前最高経営責任者(CEO)、アダム・ニューマン氏とウィワークがこのほど、元側近から雇用均等法違反で提訴された。ニューヨークポストが10月31日、報じた。産休を「休暇」扱いにされ、出産後、2回降格されたことは雇用差別に当たるとしている。
 元側近のメディナ・バルディさんが米雇用機会均等委員会(EEOC)ニューヨーク地区事務所に提出した訴状によると、ニューマン氏は、バルディさんから妊娠を報告された後、バルディさんを降格、バルディさんのポジションに男性を据え、バルディさんの給料の「約3倍」を支払ったという。
 バルディさんの担当弁護士によると、バルディさんは今回の申し立てが、性差別を受け不当な低賃金に甘んじる同社の他の女性らを巻き込んだ集団訴訟に発展することを望んでいるという。
ウィワークは同紙に対し、「今回の申し立てには、断固として争う。当社はいかなる種類の差別も一切認めていない」と反論した。