大胆すぎる七面鳥、住民を悩ます ドアをノック「おやつちょうだい」

 ニュージャージー州の海岸沿いの町トムズリバーで、野生の七面鳥が急増。振る舞いも大胆になり、住民を悩ませている。ニューヨークタイムズが13日、報じた。
 「ドアをノックして、おやつをせがむ」と困惑した顔で話すのはクレムさん(81)。車のクラクションも物ともせず、団体で道路を横断し、屋根の上に腰掛け、裏庭で遊び、車のバンパーに映った羽毛をつつくといった有様だ。米野生七面鳥連盟の生物学者、ミッチェル・ブレイクさんによると、秋になると七面鳥は、水や昆虫、どんぐりなどが豊富な野原に引き寄せられる。人間が食べ物を与えたり、鳥の餌箱を置いていたりすると、郊外にもやって来るという。
 米農務省によると、都市部または郊外に適応する野生の七面鳥は春の交尾期に人間に対して攻撃的になる可能性があるというが、住民のジョン・ジェンキンスさんは、「攻撃されたことは一度もなかった」と話す。
 トムズリバーの広報担当によると、病気やけがをしない限り、動物管理官が野生の七面鳥を保護するのは違法。13日、ニュージャージー州の魚類野生生物局は七面鳥にトウモロコシを与え、網で捕まえて移動させる作業を開始した。

住民の1人、野球選手のトッド・
フレイザーさんのツイッター
(@FlavaFraz21)より