ニューヨーク市のデブラシオ市長は4日、ニューヨーク市警察(NYPD)で、市全体のインターネットサービスや通信を担当する情報通信技術局(DOITT)の新しい局長に、現副局長のジェシカ・ティッシュ氏(38)を任命すると発表した。ウォール・ストリート・ジャーナルが5日、報じた。
テッシュ氏は同紙に「ワイファイの改良の他、市の情報インフラを最新化することが最重要課題。サービス向上に努めたい」と抱負を述べた。併せて市民がNYPDにテキストで通報できるサービス「テキスト911」の普及も目指すという。
テッシュ氏はハーバード大学のロースクールとビジネススクールを卒業。2008年、NYPDのテロ対策部門に入局。夫と2人の息子と共にマンハッタン区で暮らしている。
同氏はこれまで、市内の防犯カメラやセンサー、NYPDの職員向けアプリの統括の他、画期的技術の1つとされるボディカメラの導入など、NYPDにおける情報関連技術を刷新。DOITTには現在、約1830人が勤務している。
デブラシオ市長は、「ジェシカの情報技術に関する知識と意欲には比類がない」と期待を寄せた。