新潟の「醤油ラーメン」米国1号店 サンポウテイUSA

 マンハッタン区イーストビレッジに23日、ラーメンとギョーザを提供する「サンポウテイ(SANPOUTEI)」がオープン。報道関係者向けの試食会が21、22日に開催された。サンポウテイは、新潟市を拠点に日本国内に47店舗、シンガポールとカナダに店舗展開する三宝グループの米国法人、サンポウテイUSAが運営。同店が米国に進出するのは初。
 看板メニューは、煮干しをベースのスープに自家製麺をからめた「煮干し醤油ラーメン」(16ドル、小は 12ドル)。日本から直輸入した小麦粉「麺無双」を使用し、店で毎日打つという平麺はコシが強くもちもちした食感。日本人には懐かしい濃厚な煮干しの香りと、深い味わいのかえしが渾然一体となったスープはあと引く味。炙り焼きチャーシューと煮卵とのバランスも絶妙だ。
 
 大ぶりで食べ応えたっぷりの「餃子」(6個10ドル)は、豚の肩ロースを使っているため、さっぱりした味。シャンツァイ(香菜)とチリ油、細かく砕いたカシューナッツを合わせた辛みソースを蒸し鶏にかけた「よだれ鶏」(13ドル)や、ウニとイクラを煮卵にのせた前菜(15ドル)の他、ブラックタイガーと野菜をふんだんに使った「タイガーエビの黒酢ソース炒め」(21ドル)など海鮮メニューも豊富。
 三宝グループ代表取締役社長、金子博信さんは「海外で日本のラーメンといえば豚骨だが、しょうゆラーメンを米国に広めたい」と話す。前菜をつまんだ後に「ちょい食べ」できるスモールポーションのラーメンもおすすめだという。

1967年の創業以来、一番人気の「煮干し醤油ラーメン」


SANPOUTEI – GYOZA & RAMEN –
92 2nd Ave. (bet. 5th & 6th Sts.)
☎︎646-964-4357
www.sanpoutei.com
ランチ:月〜日12:00-15:00
ディナー:月〜木・日17:00-22:30
金・土 17:00-24:00
※ランチは28 日(火)から開始