日本クラブは2月13日(木)から26日(水)まで、コロンビア大学ティーチャーズカレッジ陶芸展「受け継がれる日本の美」を開催する。入場無料。
19世紀後半に設立されたコロンビア大学ティーチャーズカレッジの陶芸プログラムはニューヨーク市の陶房の中では最も古く由緒あるスタジオの1つ。同展では、日本の陶芸文化の影響を強く受けた同陶芸プログラムの教授と学生13人による作品42点を展示する。
1909年から20年に日本に滞在し、陶芸家、濱田庄司と交流した英国の陶芸家、バーナード・リーチは本国に戻ったのち、日本の陶芸の伝統的技術を伝え、英国の手仕事の文化や技術を復活させた。米国の多くの陶芸家はリーチに影響を受け、米国の陶芸文化を復活させようとした。
日本の陶器は高温(1300℃)で焼き上げられるため色彩が豊かになる。この影響を受け、1950年以降、米国の大学の陶芸スタジオはガスを使って高温で焼き上げることができる窯を所有し始めた。
同展では、個人的な経験や社会状況、美術界の流れにインスピレーションを受けながらも、作家たちが日本の陶芸の影響を直接的または間接的に受けたかが垣間見れる。キュレーターのコロンビア大学ティーチャーズカレッジ教授、トーマス・ローラーさんは、「陶器による日本と米国の文化のつながりを感じてほしい」と話している。
The Nippon Club
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