米国土安全保障省（DOS）は５日、身元が確かとされる旅行者の入国審査を円滑にするグローバルエントリーを含む「トラステッドトラベラー制度（TTP）」の対象からニューヨーク州民を除外すると発表した。各メディアが６日報じた。ニューヨーク州は昨年、不法移民の運転免許証取得を許可しプライバシー保護を強化したグリーンライト法を制定。これにより、州自動車管理局が保管する個人情報を把握できなくなり、TTP申請者が条件を満たすかどうかが分からなくなったことが理由と、DOSは説明。一方で「トランプ政権の政治的報復」と反発する声も上がっている。
ニューヨークタイムズによると、TTPを申請をしているニューヨーカー８万人に影響を及ぼすという
（Photo: U.S. Customs and Border Protection / www.flickr.com/photos/cbpphotos/15771038761）
