映画「コンテイジョン」再熱 コロナウイルス流行の影響受け

 新型コロナウイルス肺炎が世界中で流行する中、2011年公開の米サスペンス映画「コンテイジョン(伝染)」の人気が再熱している 。1月28日には、アイチューンズストアの映画レンタル部門で上位10位にランクイン。その後、2月3日までの5日間にわたり、11位を保っている。メディアサイトのボックスが4日、報じた。
2000年に「トラフィック」でアカデミー賞の監督賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグ監督が脚本家のスコット・バーンズとタッグを組んだ同作品は、封切り後、興行収入1億3500万ドル(約148億2500万円)を記録。
 1998年に「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー賞の脚本賞を受賞したマット・デイモン(49)やグウィネス・パルトロー(47)、英俳優のジュード・ロー(47)、ケート・ウインスレット(44)など出演陣も豪華だ。
 映画は、中国から米国に帰国した女性が体調不良となり死亡したことから始まる。その後ウイルスは世界中に拡大。ワクチン開発に取り組む政府や医療関係者、デマを流すジャーナリストなど、感染を警戒して混乱する社会や、常軌を逸した行動に走る人々をドキュメンタリータッチで描いている。
 とりわけ、ネットでフェイクニュースが拡散する様子が現状と重なり、「教訓」として再び注目を浴びているという。
 動画配信サービスの米フールーで視聴可能。ユーチューブや、アマゾン、グーグルプレイで借りたり購入したりできる。