米民主党の指名争い「休戦」 13州・地域で 予備選延期

 【ワシントン共同】米民主党の大統領候補指名争いで、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため計13州・自治領が28日までに相次いで予備選の延期を決めた。重要州の予備選は当面予定がなく「休戦」状態が続く。米国の感染者数が世界最多となる中、候補を正式決定する7月の党大会や11月の本選への影響を危惧する声も出始めている。
 今月3日のスーパーチューズデーを境にバイデン前副大統領が一気に躍進し、指名獲得が濃厚となった。サンダース上院議員は劣勢を認めつつ「前例なき時代に国民は現状を変える考え方を欲している」と語り、国民皆保険といった自らの主張こそが求められていると訴えた。