米、コロナ死者増加のピーク期か NY州、前日から731人増

 【ワシントン共同】米国は、新型コロナウイルスの死者数がピークを迎える恐れのある「最も厳しい数週間」(トランプ大統領)の最初の週に入った。最大感染地、東部ニューヨーク州のクオモ知事は7日、州内の死者が前日から731人増加し5489人になったと明らかにした。1日の死者増加数としては過去最大。中西部ミシガン州や南部ルイジアナ州などでも厳しい状況が続く。人工呼吸器不足などで医療崩壊の懸念も拭えず正念場となる。
 トランプ大統領は6日の記者会見の冒頭で「ウイルスとの闘いは最大のヤマ場で、最も困難な局面に入った。みんなでウイルスを打ち負かそう」と国民に呼び掛けた。

写真は3月22日マンハッタン区ローワーマンハッタンのクロスビー通りで撮影(Photo: Mitsuru Arakawa / 本紙)