米の物言う株主、任天堂株取得 デジタルソフト配信などに関心

 【ニューヨーク共同】ロイター通信は21日、「物言う株主」の米バリューアクト・キャピタルが任天堂の株式を11億ドル(約1200億円)以上取得したと報じた。デジタルソフトの配信や新しい娯楽製品の開発に関心を示しているもようだ。
 バリューアクトは、事業モデルの変革期の米マイクロソフトに取締役を送り込んだことで知られる。日本企業ではオリンパスがバリューアクトから取締役を受け入れている。
 投資家向けの書簡によると、昨年4月から任天堂株の取得を始め、今年2〜3月に株式相場が落ち込んだ際に持ち分を増やしたという。既に任天堂の経営陣と会合を複数回開いたとしている。 

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