米、自動車交通量4割減 大気汚染改善、脱石油へ加速も

 【ニューヨーク、ロンドン共同】新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米国の乗用車交通量が約4割減少したことが4日、分かった。経済活動の停滞で工場停止も相次ぎ、都市部の大気汚染も大きく改善。生活様式の変化や環境意識の高まりにつながり、電気自動車(EV)の普及など脱石油依存を目指す動きが加速する可能性もある。
 米交通データ分析大手インリックスが2月最終週の平均値を基準に交通量を調べた。トランプ大統領が国家非常事態を宣言した3月13日ごろから徐々に減り、同20日ごろから約4割減の傾向が続いている。ニューヨーク市やデトロイト市の減少率は最大6割超だ。

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