米、月面探査の参加国に協定要求 平和目的を確認、衝突回避も

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は15日、有人月面探査の「アルテミス計画」に参加する国に対し、活動が平和目的であることや情報を公開することを確認する二国間協定を米国と結ぶよう求めると発表した。資源開発に伴う不要な衝突を避けるため、それぞれが活動する「安全地帯」を設けて通知する仕組みも設ける。
 日本は同計画への参加を表明しており、協定の交渉が必要になる見通し。中国も有人月面探査を目指す中、米国は合意形成に時間がかかる多国間協議を避け、友好国との個別交渉で月面での活動や法的枠組み作りの主導権を握る狙いがあるとみられる。

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