米国の抗議デモ、各地で暴徒化 40都市で夜間外出禁止

 【ニューヨーク、ワシントン共同】米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、5月31日も米各地で抗議デモが起き、一部が暴徒化した。米メディアによると、デモ激化を受けて夜間外出禁止令が出たのは、首都ワシントンなど全米の40都市以上に達した。
 一連のデモはこれまでに全米の75都市以上に拡大し、収束の気配はない。15州と首都ワシントンでは計約5千人の州兵が動員された。デモは英ロンドンやカナダにも飛び火し、国際的な広がりも。
 31日は南部ジョージア州アトランタなどでデモ隊が警官隊と衝突。警官隊は催涙ガス弾を使用した。

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