国連、安保理選挙は実際の投票で 電子投票避け匿名性を担保

 【ニューヨーク共同】国連総会は29日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国のうち5カ国を選ぶ6月17日の選挙について、加盟国代表が会場を実際に訪れて投票するとの決定を採択した。国連本部がある米ニューヨークは新型コロナウイルスの一大感染地だが、投票の匿名性を担保するため電子投票を避けた。
 外交筋によると、国連が職員の在宅勤務を決めた3月中旬以降、各国の外交官も国連本部をほとんど訪れておらず、会合や記者会見も全てオンラインで実施されている。
 決定によると、投票当日は感染拡大を防ぐため、加盟国の代表団はそれぞれ決められた時間帯に投票会場を訪れ、票を投じる。

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