コロナうつ、世界で拡大 自殺増加懸念、国連も警告

 新型コロナウイルス感染の恐怖や、外出制限などの変化した日常、将来への不安から、世界でうつ病の兆候を示す人が増えている。自殺につながる懸念も強く、ウイルス感染死とは別の危機に直面する事態に。国連は「感染拡大でストレスが生じ、健康面に問題がなかった人も不調を抱えるようになった」と警告した。支援機関には相談が相次いでおり、各国当局は「心の健康」に配慮した対策を迫られている。
 米国勢調査局によると、国内で5月14〜19日に不安障害やうつの症状を示した成人は推定約34%に上る。米紙は「感染とは別の健康危機の瀬戸際にある」と警鐘を鳴らす。医療従事者の負荷も深刻だ。(共同)

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