米でデモ隊、コロンブス像倒す 南部、「先住民の虐殺」理由か

 【ニューヨーク共同】米南部バージニア州の州都リッチモンドの公園に立つ探検家クリストファー・コロンブスの像が9日、中西部ミネソタ州の白人警官による黒人男性暴行死事件に抗議するデモ隊に倒され、近くの池に投げ込まれた。米メディアが伝えた。
 米国では近年、15世紀に米大陸に到達したコロンブスを「先住民の虐殺者」とする見方がある。暴行死事件を機に、現在の基準に照らして人権侵害を犯した人物への批判が強まったもようだ。
 今月4日には、リッチモンド中心部にある南北戦争時の南軍司令官リー将軍の像の撤去に向けた動きが出た。奴隷制度を容認した人物と見なされている。

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