ゴーン前会長逃亡手助けで拘束 米当局、元特殊部隊員ら

 【ワシントン共同】ロイター通信は20日、米当局が同日、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとされる米国人2人の身柄を拘束したと報じた。東京地検特捜部が犯人隠避などの容疑で逮捕状を取っていた。今後、東部マサチューセッツ州の裁判所で司法手続きが始まるもようで、逃亡の詳細が明らかになる可能性もある。
 拘束されたのは、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラーと息子のピーター・テイラーの両容疑者。司法当局は裁判所に提出した文書で、身柄拘束は日本政府の要請に基づくもので、今後日本側が身柄引き渡しを求める手続きを行うとの見通しを示した。

カルロス・ゴーン被告(Photo: World Economic Forum / www.flickr.com/photos/worldeconomicforum/)