米国防長官、人種差別対策に本腰 抗議デモで大統領と開き 

 【ワシントン共同】エスパー米国防長官は18日、米軍内で黒人など有色人種への偏見や差別的扱いをなくすための対策に本腰を入れると表明した。白人警官による黒人暴行死事件に端を発した人種差別への抗議デモが続く中、ビデオ声明で「米軍、米国に偏見は認めない」と強調。白人偏重が指摘される昇進制度の改善などに取り組む考えを示した。
 一方で、トランプ大統領はデモの激化を受けて警察改革の大統領令に署名したが、人種問題解決に向けた具体的な発言や政策は皆無。11月の大統領選に向け、支持基盤である白人保守層を刺激したくないとみられ、CNNテレビは「明確な開きがある」と指摘した。

エスパー米国防長官(Photo: Monica King / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dr._Mark_T._Esper_%E2%80%93_Secretary_of_Defense.jpg)

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