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共同通信
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【マニラ共同】日本人の父親を持ちながら、太平洋戦争後の混乱で無国籍となっていたフィリピン残留日系2世のフリオ・オオシタさん(90)=西部パラワン島在住=に、広島家裁三次支部が日本の役所で戸籍を新たに作る「就籍」を許可したことが12日、分かった。念願の日本国籍を取得できる見通しだ。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、フィリピン残留日系2世の平均年齢は81歳。700人余りが無国籍状態で、日本国籍取得を希望してもかなわないまま亡くなるケースも多い。無国籍者ゼロを目指すUNHCRは、報告書で「緊急性の高い状況」と指摘している。
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