米、宅配急増でパンクの恐れ 新型コロナ、大手値上げで対抗

 【ニューヨーク共同】米国で宅配サービスがパンクする恐れが強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大でインターネット通販の需要が急増し、年末商戦も控える。物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は荷物の集中を避けるため運賃の大幅値上げを打ち出した。商品を購入した客にしわ寄せが行く可能性も出ている。
 UPSは、需要がピークを迎える感謝祭前の11月15日から2カ月間、付加運賃を設けると発表した。週に2万5千個以上の荷物を発送する小売業者が対象で、陸上便は1個当たり最大3ドル(約320円)、航空便に同4ドルを上乗せする。

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