NY、公立大学の新入生が減少 新型コロナウイルスの影響で

 新型コロナウイルスの影響により、ニューヨーク州の公立大学の新入生が減少している。ニューヨークポストが8月30日、報じた。
 ニューヨーク市立大学(CUNY)の25のキャンパスでの初期の統計によると、秋学期の生徒数が4.4%減少していた。また、同州立大学(SUNY)の64のキャンパスでは、4年制大学の入学者数が、昨年と比較し5%減少していた。多くの大学や短大では、授業をオンラインで行い、ウイルス感染拡大防止に努めている。また、大学生の多くは、キャンパスに出入りするためだけに、同ウイルス検査を受け、陰性証明を取得することが求められる。
 また、学生がキャンパス内の寮に住む同州シラキュース大学やSUNYプラッツバーグ校などでは、新学期が始まるわずか1週間ほど前に、キャンパスで社会的距離を無視したパーティーが開かれ、学生がすでに停学処分を受けたという。さらにSUNYオニオンタ校では、新学期が始まったばかりの週に大規模なパーティーが開催され、参加していた100人以上が同ウイルスの陽性反応を示していたため、大学関係者は8月30日、キャンパスを2週間以上閉鎖することを発表している。
 同州のクオモ知事は、100人以上の陽性が報告された大学は、感染率が低下するまでの間、完全なリモート授業を行うことを義務付ける新たな命令を発令している。

ブルックリン区にあるCUNY・メドガー・エバーズ・カレッジ(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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