ゴーストタウン化したコニーアイランド 「経済的打撃は過去最悪」

 いつもなら子どもたちの歓声が響き、綿あめやポップコーンの匂いが漂うコニーアイランドが、ゴーストタウン化している。ゴッサミストが2日、報じた。
  「現実とは思えない」と嘆くのはデニス・ボーデリスさん。1983年からディノズ・ワンダーウィール遊園地を所有している。現在、観覧車、ワンダーウィールは動いておらず、客はいない。今年は開業100年目。メモリアルデーには大掛かりな祝賀会が予定されていたが、コロナ禍で中止となった。 サーフアベニューも人影はまばら。商店は閉まり「貸します」のサインが目立つ。木製ジェットコースター、サイクロンでさえ営業を中止している。
 同地域の促進活動を行う「アライアンス・オブ・コニーアイランド」の責任者、アレキサンドラ・シルバースミスさんは2012年に米北東部を襲ったハリケーン、サンディーを上回る過去最悪の経済的打撃だと分析。「来春もどうなることやら」とため息をつく。
 開業10年のルナパークも「昨年10月以来、1ドルの売り上げもない」とオーナーのアレッサンドロ・ザンペルラさん。ボーデリスさんと連名で8月31日、ニューヨーク州のクオモ知事に「再開のためのガイダンス」を求める嘆願書を提出した。レーバーデ—明けからシーズンが終わる今月26日までの人出にいちるの望みを託す。

写真は2016年、ブルックリン区コニー・アイランド・ビーチで撮影(Photo / 本紙)

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