米州開発銀行に米国人総裁が誕生 異例人事、日本も支持表明

 【ワシントン共同】中南米を対象とする国際金融機関、米州開発銀行(IDB)は12日、9月末で任期満了となるモレノ総裁の後任に、米国家安全保障会議(NSC)のクラベルカロネ上級部長が選出されたと発表した。米国出身の総裁は初めてで、中南米出身者が歴代総裁を務めてきた慣習を破る異例のトップ誕生となる。
 任期は5年で、10月1日に就任する予定。中南米で存在感を高める中国をけん制する狙いからトランプ米政権が自国出身者を擁立した。日本も総裁選直前の9月11日にクラベルカロネ氏への支持を表明した。

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