ブルックリン美術館、12作品を売却 コロナの影響で

 ブルックリン美術館は10月、オークションハウスのクリスティーズが開催するオークションに、同美術館の12作品を出品することが分かった。ニューヨークタイムズが16日、報じた。クラナッハやクールベ、コロットなど、著名画家の絵画が含まれる。
 アン・パスナック館長によると、コロナ禍の約6ケ月間閉鎖していた影響で収益を失い、運営費用を支払うことが困難になったため、出品を決定したという。
 通常、美術館の経費を賄うために作品を売却することはタブーとされていたが、美術館管理協会は4月、コロナ禍を考慮して2022年4月10日までこれを認めると発表していた。

写真はブルックリン美術館の館内。同館は入場人数を定員の25%に制限し、チケットを予約制に変更して今月12日に営業を再開した。(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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