ニューヨーク市内を走るタクシーの台数はコロナ前の半分以下。道でタクシーを拾うのも難しい。そんな中、クイーンズ区本拠の企業が今月初めに公開したタクシー配車アプリ「カーブモービリティー」が注目されている。ウォール・ストリート・ジャーナルが22日、報じた。
サービスを頼むと、目的地までの定額料金が事前に表示される。距離と時間を勘案し、市が規制しているメーター料金を使って計算している。「ウーバーやリフトより10%は安い」と副社長のジェーソン・グロスさんは胸を張る。実際に試してみると、ウーバーより安く、リフトとは互角だった。混雑時の「サージ料金」がないため、嵐の日などにおすすめだ。難点は、待ち時間が平均5分程度と長いこと。ドライバーのモチベーションもまちまち。市の定めた時給17ドル22セントの対象外になっているからだ。
リフトも「ウエイト&セーブ」オプションを開始した。ブルックリンハイツからマンハッタン区のウォールストリートまで、1分の待ち時間なら18ドル27セント。これを15分以内にすると17ドル03セントに下がる。リフトのアプリは公共交通機関やシティバイクの情報も入手できて便利だ。安い料金を求めるなら、カーブとリフトを比較するのがよいという。急いでいる場合は、配車台数の多いウーバーに頼ることになる。
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