米東部にある主要空港内のレストランやニューススタンドを経営するOTGマネジメントはこのほど、アップルが生産・発売するタブレット端末iPad(アイパッド)をラガーディア空港、ジョン・F・ケネディ(JFK)空港、ミネアポリス・セントポール空港、トロントのピアソン空港に設置し、一般に無料開放する旨を発表した。ラガーディア空港では1年以上前から同プログラムを試験的に導入しており、利用客から好評を得たため、今回4空港での実施に踏み切った。
同社によると、来年から1年半以内に7000台のアイパッドがこれら4空港のレストランやゲートに設置され、空港利用者は誰でも無料で使用できるようにする。
同社のアルバート・リー氏は、空港利用客はiPadでゲートの変更やフライト時刻を確認でき、搭乗の心配を緩和できると話す。またiPadを駆使し、空港内で販売されている雑誌や飲食物などを注文し、15分以内に飛行機の座席まで届けるサービスを導入する意向も表明している。
iPad使用後は、Eメールやフェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の個人情報の漏えいを防ぐため、徹底的な安全管理も施される。
iPhone(アイフォーン)などを持っている旅行者にとっても、この設備はインターネットに接続できるので重宝しそうだ。