Q線、格付けで最上位 最下位は故障相次ぐC線

ニューヨーク都市交通局(MTA)の各線におけるサービス格付け調査「ステート・オブ・ザ・サブウェイ」が実施され、クイーンズ区アストリアからブルックリン区コニーアイランド間を走行するQ線が総合評価で「最もサービスが良い路線」に選出された。

同調査はサービス向上を目的に毎年行われ、電車の本数や発着時間の正確度、ラッシュアワー時の混雑度や衛生面などに焦点が当てられる。

タイムズスクエア、ヘラルドスクエアやユニオンスクエアなど、乗り継ぎの良い各駅を通るQ線は昨年、300の新車両を導入。さらに大規模な改修工事「ファストラック」による線路の改善が結果に繋がったとみられる。

一方、最下位はC線で、車両が最も古く故障が連日相次ぎ、本数も少ないため、乗客からのクレームが後を絶たないという。ワシントンハイツに住むブリトニー・ジェームズさんは「車内は暗く、床によくゴミが落ちている」と指摘。さらに日中でも20分以上電車を待つことは頻繁にあると加えた。

MTAのスポークスマン、ジーン・ルシアノフ氏は、「ファストラック」などのメンテナンスに力を入れていることを強調し、C線については「2015年までには新車両を導入することを検討している」とコメントした。