未完治の早期退院、容体に不安も 「コロナ恐れるな」に批判が噴出

 【ワシントン共同】新型コロナウイルスに感染し緊急入院したトランプ米大統領(74)が5日、首都ワシントン近郊の病院から退院した。完治はしておらず専属医は12日まで経過観察を続ける方針で、今後の容体急変に不安も残る。米国内で世界最多の21万人もの死者が出る中、野党民主党やメディアから批判が噴出している。

 トランプ氏は退院後、ツイッターで「新型コロナを恐れるな。ウイルスに屈してはならない。われわれには最高の医療機器と薬がそろっている」と訴えた。だが、野党民主党からは「恐れるな?全ての国民があなたのような医療を受けられるわけではない」などと厳しい非難が出ている。

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