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9/11トリビュート博物館、経営難で閉館
同時多発テロ21年目を前に

マンハッタン区ロウアーマンハッタンの「9/11トリビュート博物館」が、同時多発テロから21年目を数週間後に控えた17日、経営難のため閉館した。ギャラリーは解体され、展示品はオルバニーのニューヨーク州立博物館に移される予定だ。ニューヨークポストが報じた。
博物館は、2006年にリバティ・ストリート近くにオープン。17年に世界貿易センタービル(WTC)跡地から3ブロック離れたグリニッジ・ストリート92番地の約3万平方フィートのスペースに移転した。自由の女神を見学した後、WTCの跡地にある「9/11メモリアルミュージアム」へ向かう観光客が立ち寄るスポットとなっており、これまで約500万人が訪れた。
年間収益の3分の2は入場料が占めていた。パンデミックで20年は半年にわたり休館していた。パンデミック前は、年間平均30万人の来館者があったものの、昨年は2万6千人に落ち込んでいた。今年に入ってから最初の6カ月は、昨年全体とほぼ同数の来館者があったが、未払い資本負債と依然として低い来館者数が相まって、厳しい決断を迫られた。
同博物館は、同時多発テロの生存者や、犠牲者の遺族の間で、教育やコミュニティ支援のための目的地となっていた。9・11家族会のCEOであるジェニファー・アダムス=ウェブ氏は、連邦政府の介入を望んでいる。
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