市の問題を革新的に解決しよう BK区のディベロッパーが設立したコンテスト

 ニューヨーク市の問題を革新的な方法で解決したパイオニアに贈られるデイビッド賞の初回受賞者5人が来週発表される。ウォール・ストリート・ジャーナルが6日、報じた。

 受賞者に贈られる賞金は各20万ドル(約2100万円)。これをどのように使うかは自由だ。「優秀な個人を選び、その人に賭ける」と説明するのは賞の創設者、ジェッド・ウォーレンタスさん(46)。ブルックリン区の不動産企業、ツー・ツリーズの最高経営責任者(CEO)だ。資金は一族が運営する財団から拠出し、82歳の父親、デイビッドさんの名前を冠することにした。

 今年は自薦を含む6500人が応募。22人が最終選考に残る。クイーンズ区リッジウッドのミカエル・ロペス神父(37)はホームレスシェルターを運営。ナイジェリア移民の子供、スー・サンニさん(36)は、移民を対象にした乗り合いタクシーの配車アプリ、ダラーライドを開発。マニー・カストロさん(36)が率いるクイーンズ区の非営利団体「ニュー・イミグラント・コミュニティー・エンパワーメント」 は、日雇い労働者に職業訓練や仕事の斡旋を行っている。その他、コインランドリーで家庭内暴力の被害者に職業訓練を行うブルックリン区の女性経営者など。ウォーレンタスさんは「22本の太陽の光」と称賛している。

ダラーライドの公式インスタグラム(@dollaride)より