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ベビーカー、折り畳まなくても乗れます
MTA、市バス7路線に専用スペース設置へ
ニューヨーク州都市交通局(MTA)が運営する市バス7路線で、保護者らがベビーカーを折り畳むことなく乗車できるようになる。「子連れのバス利用者を差別している」とのキャンペーンを受けての措置。車内では、小さく畳むよう求めていた長年の方針を転換し、来週からスタートさせる予定だ。
ゴッサミスト(19日付)によれば、バス車内の2座席分のスペースを生かし、ベビーカー専用のスペースを新たに設置する。現在も使用されている車椅子用のスペースとは別に設けるという。7路線は、M31、B1、Bx23、Q50、Q12、S53、S93で計142台の車両が対象。6カ月間実施し、安全面での評価を行うとしている。
「長年の課題であり、ニューヨークにとって本当に必要なことだ」と漏らすのは、アッパーイースト在住のダニエル・アヴィサーさん。最近のMTAの理事会で、この問題を取り上げ、その直後の迅速な対応に感動したという。「MTAから大切な乗客と見なされた。車を買ったり、郊外に引っ越したりする必要がなく、とても嬉しい」と喜びを隠さない。
これに先立つ今年3月、MTAは車椅子の専用スペースを、折り畳まないベビーカーにも使用を認める検討を始めた。ただ、障害者権利保護団体からの反発を招き、断念した経緯がある。新型のバスでは、座席を跳ね上げてベビーカー用のスペースを確保する。
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