ことし9月にサービスを開始する予定だったニューヨーク市の自転車シェアプログラム「シティー・バイク」が、来年3月に延期されることが分かった。当初は7月の開始を目標にしていたが目処が立たず持ち越しとなっていたが、9月の実施も困難と判断された。
ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長によると、同プログラムの実質管理業者がソフトウェアプログラミングを期日までに完成できなかったため、と説明。一部の早期開始も検討されたが、これからの気候を考慮し、来春に一斉導入することで合意した。
3月にマンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区内420カ所のステーションに7000台の自転車が配置されると、「シティー・バイク」は全米最大規模の自転車シェアプログラムとなる。ブルームバーグ氏の政策により、2007年以来、市は専用車線を延長するなど〝自転車フレンドリー〟な街に変貌を遂げている。同氏は健康増進や排気ガスの削減に繋がるとして、市民に積極的に自転車を利用するよう勧めている。
料金は、最初の30分が無料で、以降30分毎に課金される。1日パスが9.95ドル、年間パスは95ドルとなる。
詳細は、citibikenyc.comを参照。