【ワシントン共同】トランプ米大統領が連邦最高裁判事に指名した保守派の連邦高裁判事バレット氏の承認に向けた上院司法委員会の公聴会初日の12日、多数派の与党共和党議員が賛成し、野党民主党議員が反対意見を述べ、二つに割れた。
民主党からは、バレット氏が以前、医療保険制度(オバマケア)に異論を唱えたことを踏まえ、新型コロナウイルスの危機下で「医療保険が危機にさらされている」(ファインスタイン筆頭委員)との指摘が出た。
バレット氏は証言で政策決定や価値判断は政治家の仕事であり「国民は裁判所にそれを期待すべきではないし、裁判所も試みるべきではない」と強調した。