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NYのネズミ、コロナの兆候示す
農務省など研究、人間への感染懸念も

新型コロナウイルスで謎の突然変異を調査していたミズーリ大と米農務省の研究者たちが、ニューヨークで生息する大量のネズミにウイルスの兆候があることを突き止めた。ネズミから人間に感染することが懸念されている。ニューヨークポストが26日、伝えた。
研究結果によれば、ブルックリン区で捕獲した約80匹のネズミの検体を調べたところ、16%強のネズミが既にコロナウイルスに感染したことを示す抗体を持っていることが明らかになった。また、ネズミの肺をPCR検査した結果、5%強のネズミが陽性反応を示したという。ただ、これらがコロナウイルスを媒介するという証拠は得られなかったとしている。
ニューヨーク市のアダムズ市長は先日、ネズミの発生を抑えるために、家主に対し頑丈なゴミ箱の使用を義務付ける法案に署名したばかり。市内でのネズミ目撃情報は2年前と比べて、70%増加したとのデータも示されている。害虫駆除会社の技術者は、ネズミの生息エリアは市域全体に広がっているとしている。
農務省のジュリアナ・レノック博士は、ニューヨークポストの取材に対し「新たなコロナウイルスが他の動物種で検出されたことを知り、(他の動物にも)波及することを恐れていた」と強調。コロナの感染拡大以後の2年半で、人間からオジロジカとミンクに感染したことを指摘した。
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