クイーンズ区アストリアでは最近、屋外カフェやレストランが急増している。特に30番街沿いには日本やメキシコ、ギリシャ、タイ、イタリアなどの多国籍レストランが軒を連ね連日賑わっているが、問題が多発しており、周辺住民からは規制厳格化を訴える声が多数あがっている。
レストランに占領された歩道は狭くなり、歩行者が多い時間帯にはバスを待つ人や物売りも加わり、思うように歩けない。特にベビーカーを押している人や大きな荷物を持っている人は不便を感じているという。また、レストランが夜遅くまで営業しているため、周辺住民からは騒音に関する苦情も多く寄せられている。
同地区の有識者であるルシル・ハートマンさんは、営業許可時間について今以上に厳しい規則が必要だと訴えているが、屋外レストランによる同地区の経済効果は否めないため、市としては規制厳格化に消極的となっているようだ。