30年までに40%超肥満に 米国、医療費負担に影響も

 肥満は、ボディマス指数(BMI)が30以上と定義されており、これによると現在、市民の36%が肥満に当てはまる。両機関によると、市民が食生活を改善したり、運動不足を解消しない限り、このままでは30年には44%が肥満になってしまうと警告している。

 また、肥満は体への負担も大きく、糖尿病や心臓病、脳溢血などを引き起こす可能性を高めるため、成人病疾患が急増することも予想される。

 保健信託は、30年までに成人の肥満率が60%以上となる州は13州、50%以上では39州と予測。肥満率が最も高いミシシッピ州とデラウェア州では30年までに67%が肥満になると予測したほか、最も低いコロラド州でさえも40%超になるという見通しを立てている。

 BMIは、体重(kg)を身長(cm)の2乗で割った数値。