出会い系アプリの利用率が急上昇  地域選定サイトなど種類豊富

 時代と共に、恋人との出会いやデートの仕方が変わっている。最近では、スマートフォンのアプリを介して身近にいる理想の人と知り合える出会い系オンラインサイトが普及している。なかでも、居住地やオフィスの所在地など地域別に応じたデート情報を提供するサイトの需要は年々高まっており、ジュニパーリサーチによると、2016年までに同業界の市場は約23億ドル以上になることが予想される。

 ニューヨーク市では、「MeetMoi」や「OkCupidLocals」といった地域選定の出会い系サイトの利用者が急増している。これらはいずれも、利用者が自身のプロフィールを作成し、好みの相手の条件を細かく絞っていくシステムを取っている。普段なかなか出会いがないという人にも、地域を選定して相手探しをしてくれるうえ、短時間で複数の人と連絡を取ることができるとして、男女問わず利用者は着実に増えている。

 「OkCupidLocals」に登録したジーン・タングさんは、色々な出会いを体験したと話す。出張でサンフランシスコへ行った際に、近くにいたある男性からメッセージを受け取り、翌日ツアーガイドになってもらったり、夕食を共にしたり、楽しい時間を過ごすことができたと話す。

 また、昨今の出会い系サイトは利用者の需要に合わせ、さまざまなサービスを提供しているところも魅力だ。

 見ず知らずの人と2人きりで会うことを躊躇する慎重派には、フェイスブック登録者限定で、その繋がりからマッチングを取り持つ「LikeBright」の人気が高い。同サイトのコンセプトは「気心の知れた友達の友達なら、気の合う確立も高い」で、フェイスブックで登録している“友達”の“友達”と知り合うことができるようになっている。