【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は21日の記者会見で、来年2月に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長に向け、早期に協議入りする必要があると強調した。ロシアが「全ての核弾頭数の凍結」に同意したことを歓迎する意向も表明し、合意締結に意欲を示した。
ポンペオ氏は、ロシアが核弾頭数凍結に同意したことを「とてもうれしく思う」と評価。「検証可能な合意をまとめるため、米ロの交渉担当者ができるだけ早く集まる必要がある」と述べた。
一方、現在の新STARTに関し「ロシアの核兵器のわずか45%が対象で、米国とNATO同盟国に脅威」と指摘した。