ハリケーン「サンディ」による深刻なガソリン不足を受け、ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長はこのほど、緊急行政命令に基づく措置として燃料供給制限を設定。9日より施行した。
市内およびロングアイランドではハリケーン以降、連日ガソリンを求め給油所の前には長蛇の列ができていた。混雑を回避し、市民が平等に給油できるようにするために今回、自動車のナンバープレートの番号(下1桁)に応じて偶数か奇数の日にガソリンを入れることができる配給システムが導入された。これは、ナンバープレートの末尾が奇数や文字の車は奇数日に限り燃料を入れることが許可され、偶数や0(ゼロ)の車は偶数日に限定するというもの。ただし、バスやタクシー、商用車などは対象外となる。ニュージャージー州の一部地域では先週よりすでに、同様のシステムが取り入れらている。
ブルームバーグ氏は、「トライステートの燃料不足は深刻で、今後数週間はこの状況が続くと予想される」と述べた。