ハリケーン「サンディ」の影響を受け、復旧作業が続いていたニューヨーク市のクイーンズ・ミッドタウン・トンネルが26日朝から完全再開した。同トンネルは今月6日に市バス、9日に一般車、16日にトラックの通行を順次再開していたが、使用できる時間帯やレーンを限定していた。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事によると、今後もトンネル内の信号システムなどの工事が引き続き行われる。
一方、クイーンズ・ミッドタウン・トンネル以上に被害が大きかったヒュー・L・ケアリートンネル(ブルックリン・バッテリー・トンネル)は限定的に利用可能となっているものの、完全再開の目処が立っていない。
ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は26日、サンディによる市の損失は190億ドルに上るとし、「連邦政府の援助が必要」と州議会に宛て書簡を送ったと発表した。