発砲や殺傷事件のない“平和な日” NY市、何年ぶり?

 ニューヨーク市警察庁(NYPD)によると、26日は24時間を通して発砲事件や殺傷事件の報告が1件もなかったことが判明した。広報のポール・ブラウン氏は、「最後に無犯罪の日が達成されたのは遠い昔のことで思い出せない」とし、久しぶりの「平和な日」の到来を喜んだ。

 過去10年における同市の殺人事件数は飛躍的に減少しており、2012年度は11月26日現在で366件と、昨年同時期の472件よりも少ない。治安悪化が深刻な問題となっていた1990年には2245件が確認されており、この20年間で市の治安が大幅に改善されたことが改めて立証された。