ニューヨーク市の市長室メディア&エンターテインメント部門はこのほど、2014年秋に新設されるニューヨーク市立大学ブルックリン校(通称ブルックリンカレッジ)の映画製作大学院に対し、全面的にサポートする意向を表明した。
同大学院は米東海岸で最も大きな防音舞台と映画製作設備のあるスタイナースタジオの協力を得て、全米で初めて映画撮影所内に設置される映画製作を専門とする大学院となる。そのため、学生は映画やテレビ、デジタルメディアの第一線で活躍するプロに囲まれながら製作について学び、画期的な高等教育を受けることができるようになる。
同市の支援を受けるブルックリンカレッジの代表、カレン・L・グールド氏は、「大学院への巨額の投資に大変感謝する」と市への感謝の意を述べ、「急成長している映画産業でのキャリアを求める能力の高い若い人々に、成功の鍵となる重要なパイプラインを提供していきたい」と期待を寄せる。
また市長室同部門の委員キャサリン・オリバー氏も、「我々がこのユニークな教育プログラム創設に貢献することは、ブルックリンのクリエイティブ産業を長期にわたり支援する意思表示になる」と述べ、ローカルのエンターテインメント産業の発展に期待を膨らませた。
同部門は映画製作大学院のデジタルメディアセンターの創設と資金援助に関わり、奨学金プログラムにも貢献する。同大学院では年間400人の学生を招き入れ、授業料は一般的な米映画製作大学院の半額以下に設定する予定。