【ロンドン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12日、新型コロナウイルス感染の再拡大を現在の「主なリスク」と位置付けた上で「今後数カ月は困難な時期になるかもしれない」との見方を示した。欧州中央銀行(ECB)主催のオンラインイベントの討論会で語った。
パウエル議長は米経済の回復が「予想より早いが、鈍化している」と分析。米ファイザーなどが開発中の新型コロナワクチンの有効性を示す治験結果に関して「中期的に歓迎すべきニュースだ」としつつ、景気への影響に関しては「評価するのは早過ぎる」と述べた。