夢を応援する「I FOR DREAM」 NYで始動、東日本に“元気届け”

I FOR DREAMのオリジナルグッズを買い求める人(photo: Tome)


 子どもの夢やモチベーションの支援、ニューヨークを拠点としたグローバルビジネスにおいて日米をつなぐ手伝いなどを手掛ける「I FOR DREAM(アイ・フォー・ドリーム) NEW YORK」が始動を記念し1月31日、マンハッタン区の日系人会館でローンチイベントを開催。会場には多くの賛同者が集まり、同社の船出を祝った。

 「私が夢のために存在する」という意味を込めて名付けられた同社。代表のAKさん(Akemi Kakiharaさん、シンガーソングライター)は東日本大震災の発生直後から支援活動に着手し、現在も被災地の保育園児との出会いからインスピレーションを受け作った、FUKUSHIMA“えがお”ラッピングペーパーやアイフォーンケースなどのオリジナルグッズをチャリティ販売するなどして活動範囲を広げている。
 活動の本拠地となるニューヨークについてAKさんは「エネルギッシュな街。このエネルギーを世界に届けたい」と述べ、今後もさまざまな活動に取り組んでいくと誓った。

㊧I FOR DREAM代表のAKさん ㊨アレックス株式会社代表取締役社長の辻野晃一郎氏


 また同日は、AKさんと親交のあるアレックス株式会社代表取締役社長の辻野晃一郎氏(ソニー元カンパニープレジデント、グーグルジャパン元社長)による特別講演が実現。辻野氏は「クラウド時代の国際競争力と21世紀の新しい経済モデル」をテーマに、外国企業の勢いに押されがちな日本のものづくり産業や、世界市場で成功するための21世紀型のビジネス戦略などについて独自の見解を披露した。

 特に著しい成長を遂げているインターネット技術を駆使することにより、ビジネスの可能性は無限に広がると唱え、「若い人にはベンチャーを立ち上げたり、世界規模で勝負をしてほしい」と激励した。