在ニューヨーク日本国総領事館で20日、コロナ禍に演奏する機会が少なくなった音楽家を応援することやコミュニティを元気づけることを目的としたコンサートが行われた。
イベントの冒頭で山野内勘二大使は「コロナの影響で観客の人数を制限しているが、コンサートを開催することができて嬉しい。パンデミックでも音楽は続いている」と挨拶した。
同日、演奏をしたのはニューヨークを拠点に活動する箏、三味線奏者の木村伶香能さんとチェロ奏者の玉木光さんによる二重奏ユニットの「デュオ夢乃」。マーティー・リーガン作曲の「 Frolicking with the Birds(鳥と戯れて)」や佐藤容子作曲の「Not a Single Cloud Exists(雲1つない)」をはじめ、日本の古典的な箏、三味線と西洋音楽のチェロの音色を織り交ぜた演奏で5曲を披露。玉木さんはイベントの終わりに「パンデミックの中、たくさんの方々に支えていただいた」と挨拶。アンコールでは、医療関係者やエッセンシャルワーカーの人たちに感謝の気持ちを込めて米作曲家、ダロン・ハーゲンによる「カヴァティーナ」を演奏した。
イベントの様子は領事館のフェイスブックやウェブサイトで配信している。