8日から9日にかけ、ニューヨークやニュージャージー州を含む米東部を襲った猛吹雪「ネモ」で、9日までに5人が死亡したことが判明した。また、約70万戸が停電した。
ニューヨーク市当局によると、週末にかけてジョン・F・ケネディ国際空港などでは約5300便が欠航となったほか、地下鉄やバスなどの公共交通機関のダイヤに乱れが生じたが、大半の機関が11日より通常運行に戻っている。
今回の猛吹雪に備え、8日午前から非常事態宣言を発し、市民に注意を促したニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は「環境局の迅速な対応が奏功したため、大惨事に至らなかった」と述べ、称賛した。
また同州のアンドリュー・クオモ知事も、特に積雪被害が大きかったサフォーク郡を中心に除雪車を配備し、「一刻も早く、市民が通常の生活に戻
れるよう努める」意向を表明した。