ニューヨーク日本商工会議所と日本クラブは8日、ハリケーン「サンディ」による被害の修復費用として、1万ドルをクイーンズ図書館ファンデーションに寄与した。
この救済金は、クイーンズ区にある5つの図書館の修復・復興に役立ててもらう目的で贈られた。同区にあるいくつかの図書館は、ハリケーンによる多大な被害を被ったにもかかわらず、被災者の情報提供の場として図書館を開放し続けてきた。
同日は在ニューヨーク日本国総領事、廣木重之大使、グレゴリー・ミークス連邦下院議員夫人の出席のもと、同区ロッカウェーにあるペニンシュラ図書館にて、JCCファンド会長の河相光彦氏より、クイーンズ図書館ファンデーションのトーマス・ガランテ氏と同基金エグゼクティブ・ディレクターのダイアナ・チャピン氏に小切手が寄与された。また講談社USAは書籍200冊をクイーンズ図書館に寄付した。
河相氏は「JCCファンドによる寄付金が、クイーンズ区にある図書館の修復に貢献し、図書館が被災者の情報提供の場として益々利用されるようになれば大変喜ばしい。図書館の救済が、地域に住む被災者の方々への1日も早い復興に繋がるよう祈りたい」と述べた。